正社員の方だけでなくパートさんでも加入している方もいらっしゃるのではないでしょうか
毎月の給与から天引きされている雇用保険料とはどのような制度なのか?
誰が加入できるのか?
加入のメリット・デメリットも含めてお話しします
雇用保険とは?
雇用保険は生活や雇用の安定を図るために必要な給付を行うものです
「失業保険」のイメージが強いですよね
しかし、失業した際の生活支援や再就職の支援を行うだけではありません!
育児や介護等の理由で休業しなければならない場合も条件を満たせば給付を受けることができ、
定年再雇用等で賃金が減った場合等にも継続して就労できるように給付を受けることができます
雇用保険の事務手続きや給付は各地の公共職業安定所(ハローワーク)で行い,
主に加入事業主から納められる保険料と、国も一定の割合を負担して雇用保険は運営されています
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雇用保険のメリット・デメリット
個人的な意見ではありますが、雇用保険は圧倒的にメリットのが大きいです
・メリット
「失業手当」「育児給付手当」等様々な手当が受けられる
・デメリット
毎月給与から保険料が天引きされる
扶養の範囲内で働いている方ですと、雇用保険料は月数百円です
雇用保険の加入対象者
雇用保険はすべての従業員が加入できるのではなく、条件を満たしている方が加入できます
雇用保険加入対象者
- 最低31日以上の雇用が見込まれている
- 1週間の勤務時間が20時間以上
- 昼間の学生ではない
条件を満たしていれば、パートさん・アルバイトさんでも加入が義務付けられます
扶養に入っている主婦さんや、夜間の学生の方でも加入できます
ただし、会社を経営する会社役員や、個人事業主は加入できません
加入手続きに必要なものはある?
提出するもの
- マイナンバー
- 前職の雇用保険被保険者証(加入してたことがある人)または離職票
転職した際、次の会社でも同じ雇用保険番号を引き継ぐことができます
失くしてしまった場合は退職前に雇用保険番号だけでも会社に確認しておきましょう
(前職の会社名と所属期間が分かれば引き継ぐことができる場合もあります)
また、手元に届くまで時間がかかりますが、退職時に離職票の発行をお願いしておくと良いと思います
会社からもらう雇用保険被保険者証は大切に保管しておいてください
雇用保険被保険者の分類
雇用保険の被保険者は雇用形態や年齢等によって分類されます
雇用保険被保険者の分類
- 一般被保険者
- 高年齢継続被保険者
- 日雇労働被保険者
- 短期雇用特例被保険者
1.一般被保険者
1~4以外の被保険者
2.高年齢継続被保険者
一般保険者で65歳を超えている方
3.日雇労働被保険者
雇用期間が定まっておらず、その日ごとの仕事、または期間が定まっていても30日以内の契約の方
例:建設現場、農林水産等
4.短期雇用特例被保険者
季節によってのみ雇用される方
例:スキー場、ゴルフ場等
まとめ
個人的な意見ですが、雇用保険は様々な手当てを受けられるため、加入した際のメリットが大きと思います
雇用保険被保険者証をもらったら大切に保管しておきましょう
雇用保険番号は引き継ぐことができるため、転職する際は退職前に雇用保険番号だけでも会社に確認してみてください
育休についてはまた後日詳しくお話しできたらと思います(今後受給額が上がるかもしれませんね)
最後まで読んでくださりありがとうございました
※2023年3月時点の情報です